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ゼミナール企業価値評価

2007.09.11(23:09)
ゼミナール企業価値評価 の感想

一言で言うと、企業価値評価の分野の名著です。
ちゃんと基礎も解説されているのに加え、実践的な内容まで含まれており、ケーススタディなどで日本の今の企業の実例を盛り込みながらわかりやすく説明されています。

大学で財務分析のテキストに使われる本、何冊も家の本棚にありますが、この本よりも優れている教科書は思い当たりません。

なので財務分析・企業評価に興味を持っている人に、自信を持ってオススメできる1冊です。

端々に織り込まれているコラムに出てくるエピソードも、興味津々で読みました。
"理論"として正しい、ということと、なぜ実践においてこうなのか、ということをうまく結びつけるように構成されていて、読むと本編の理解がより深まる中身のある内容になっています。

電車の中で立っているときに読むには、ちょっと重いかもしれませんが、読んで損は無い名著だと思います。

目次:
価値思考が未来を変える
企業価値評価のフレームワーク
第1部 分析編(財務諸表から読む企業活動
戦略的ファンダメンタル分析
経営戦略分析 ほか)
第2部 評価編(企業価値とバリュエーション
会計・財務数値と市場評価
資本コストとリスク評価 ほか)
第3部 創造編(TOBによる激震と翻弄
新たな経営モデルへの挑戦
真の企業価値創造に向けて)

書籍内容
 会計情報をもとにしたファンダメンタル分析から、ファイナンス理論を用いた定量的な評価、企業価値創造経営の実践まで、“日本企業の事例”で読み解いた実践的テキスト。現実の企業の財務諸表を用いた算出事例やケースを収録。

伊藤 邦雄 (著)  日本経済新聞出版社

ゼミナール企業価値評価
ゼミナール企業価値評価
伊藤 邦雄

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