決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール
2008.10.11(01:50)
決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルールの感想この本なんでかアマゾンのレビューではやたら好評ですよね。
いわゆる決算書を読む系の書籍では定番の内容。特に真新しい視点はなく、斬新さもありません。
しいて言えば、その”読み方”がなぜ必要か説明する部分の文章が読みやすく、イメージしやすい、というあたりでしょうか。
ヒットビジネス本を数々世に送り出している勝間さん。
いわゆる、そのことを知っている人にとっては平凡な内容を、まったく知らない人に対して読ませる、というあたりが優れているのでしょうね。出版社との共同作業での、著作のコンセプトやタイトルの決め方などが。
この本も、「決算書読解入門」というタイトルならそれほど売れないところを、こういう会計・財務諸表本にあまり興味を持ってない人に手に取ってもらえるタイトル。
最近そういう売れるためのタイトルがビジネス書にも増えてきているので、実際の中身を書店でじっくり手にとって吟味しないと購入の可否の判断がつかなくなってきています・・・・
この傾向はこれからも続くのでしょうかね。
アマゾンでのこの本のレビュー高評価は、作為的ななにかか、まったく決算書について知識のない人がこの本を手に取っていて、本当に「初めて知った!」と感じているのか、のどちらかでしょうね・・・。
今回多少辛口の書評になりましたが、あくまで私の個人的な感想なので、勝間本ファンの方、すいませんです。
出版社内容紹介
決算書の読み方にはコツがある。このコツさえわかってしまえば、たとえあなたが会計の専門家でなくても、まるで上質のミステリー小説を読むように楽しみながら、決算書に隠された暗号を解くことができる。
決算書の暗号が解ければ、会社側の動機とトリックが見えてくる。
そうやって手に入れたメッセージは、本物のミステリー小説に負けず劣らず興味深いものだ。なかには、あまりの仕掛けの巧妙さに思わず唸ってしまうものもある。
ぜひあなたも、本書でその醍醐味を味わってほしい。
なによりそうやって利益の質を見抜くことが、インチキな会計を暴き、あなた自身の大切なお金を守ることになるのだから。
【著】勝間和代 ランダムハウス講談社
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